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2017-10-03

◆名古屋城と魔除けについて考える 第四回

◎江戸城の魔除け

天海が行った偉業は亡くなった家康公を東照大権現にしたことと、江戸城を中心とした都市づくりだ。

江戸城を中心に考えた霊的な都市づくりの特徴は以下の通り。


①城から見て鬼門の方位に上野寛永寺を建立。

②城から見て裏鬼門に日吉山王社を設ける。

③城の北の方へずっと行くと日光東照宮がある。

④城の南の方位に増上寺がある。


鬼門とは、鬼や死霊が出る方位とされる東北の方位。これは陰陽道の発想で、時の権力者はこの方位を畏れ最も気を使った。


丑寅の大金神という恐るべき荒ぶる神がいる方位でもある。鬼門の反対側(未申:南西)が裏鬼門だ。これも重要視している。


天海は天台宗の僧侶であるので、丑寅に寛永寺を建立したのは、比叡山延暦寺に倣っている。


比叡山は桓武天皇が平安京を建設した際、鬼門からの災いを防ぐという願いを込めて配されているからだ。また京都から見た比叡山の位置、その延長線上である琵琶湖の竹生島弁財天も結界の一つとし、これも真似ている。不忍池の弁天堂だ。


③の城の北にあるというのも重要な位置つけだ。東照宮は家康公が亡くなった後で建立されている。ここの建立をもって江戸の霊的都市計画は完成したのだろう。


④の増上寺は元々別の場所にあった寺だが、あえて城の南になるように移築されたと云う。増上寺は浄土宗だ。これは三河時代からの徳川家の菩提寺が浄土宗だったので、先祖からの宗派を家康公は大切にした。しかし、霊的な守りに関しては天台宗のそれにならっているのが興味深い。


一つ一つ調べるとどんどん長くなるので割愛するが、綿密な計画の元に都市が造られているのが分かる。他にも密教的な要素ばかりではなく、風水的な吉凶の考え方も取り入れられている。


それが「四神相応」と呼ばれものだ。


簡単に言うと四神とは中国の神話で、天の四方の方角を司る霊獣のことだ。古くは奈良県の高松塚古墳の壁画にも画かれている。地上においては河に青龍、大地に朱雀、道に白狐、山に玄武が宿っていると云う。
 
 
そして都市造りにおいては、城を中心に見て、東に河、西に道、南に大地、北に山があることが理想の都市になるとされた。


江戸城を見ると、東に平川、西に東海道、南に平野、北に麹町台地となっている。


風水、霊的な防御、双方の面から見て完璧なのが江戸城なのだ。


天海僧正を調べると興味深い話が次々と出て来る。なるほどと思える話が尽きない。これ以上続けると脱線しそうなので簡単ではありますが江戸城の話はここまでとし、次回は名古屋の話に戻りたいと思います。



上野東照宮

※画像は上野東照宮


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紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

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