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2017-02-01

節分と鬼

2月3日は節分。我が家では、豆撒きはやったりやらなかったりだが、もし豆撒きをする場合は、祖父母の代から言ってはいけない、厳禁と叩き込まれている言葉がある。それが、
 
 
「鬼はそと」
 
 
だ。祖母は三河の出身であるが、その地域ではこの言葉は「貧乏になるおまじない」と言われている。
 
 
この解説は長くなるので割愛するが、そもそも「鬼」とは何であるのか?
 
 
桃太郎に滅ぼされた鬼の頭領、温羅(うら)、源頼光に討たれた酒呑童子(しゅてんどうじ)、鬼女と呼ばれた戸隠の紅葉・・・。
 

歴史に名を遺した鬼たちは凶悪な存在と知られているが、その鬼たちの住んでいた土地では、地元の人達に今尚愛されている鬼も多い。一言に鬼=悪とは断定できないのである。

 
現に名古屋の大須観音や笠寺観音の節分の行事では、「鬼はそと」は言わない。奈良の元興寺、同じく天河弁財天社では「鬼はうち、福はうち」と言う。
 
 
天河弁財天社では節分の祭りを「鬼迎え神事」と呼ぶそうだ。天河では鬼は大いなる御宝を持ち、物事を正しく見ることが出来る存在であると云う。
 
 
埼玉県の鬼鎮神社では「福はうち、鬼はうち、悪魔そと」と言うらしい。鬼と悪魔は別物なのだ。
 
 
鬼に纏わる昔話も多い。東北の方では節分で鬼を招き入れたら村一番の長者になったというものまであった。


鬼の本

鬼は零落した神とも言える。全てとは言わないが、我々一般庶民の忘れられた先祖神である場合もあると思う。


そう知った時、節分の行事が迫ると、どこか鬼のことを考えてしまう。
 
 
私も気付けばすっかり「鬼」に傾倒してしまっていた。今ではなんとかして鬼の名誉挽回も発信していけたらなぁと思います。
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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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