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2012-08-05

滝山寺 その3

~続き

滝山寺では旧暦元旦から行われる修正会、その七日目の結願日に鬼祭りがある。

その時に用いられる鬼面が三面残っている。

鬼面

宝物館に残っているのは三つの鬼面は、祖父鬼、祖母鬼と孫鬼だそうだ。
寺伝によれば元々この鬼面、全部で5つあったそうだ。
無くなっているのは父鬼面と母鬼面で、これが鬼塚と関係していると云う。

今から数えてどれくらい前の話かは定かではないが、滝山寺の鬼祭りの当日、鬼役をやりたいと
三河鳳来寺の山伏二人が申し出てきた。本来、鬼役をする者は七日間にわたる行をしなくてはならない。
それが約束事になっているが、山伏達は「我々は修行を積んでいるから大丈夫だ。」と強引に鬼役を演じた。

山伏達は行をすることなく祭りに参加し、祭りが終わった後、
鬼面を外そうとしたら顔に張り付いたままとれなくなってしまい、
そのまま窒息して死んでしまった。

そう、鬼塚とは、この山伏達を埋めた塚だったのだ。
寺の資料を読んでも父母面がどうして無くなったかは書かれていないが、
寺伝が正しければ、山伏達と一緒に塚に埋めた事になる。

何とも奇妙かつ鬼の力の強さを知らしめす話である。

滝山寺では「鬼」についてどういう解釈をしているのか?
次回は実際に行われている鬼祭りから考えてみます。


続く~


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プロフィール

紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾

Author:紅葉屋呉服店:店主 加藤大幾
名古屋市内で呉服中心で古美術も扱っているお店をやっています。

主に趣味のお寺と神社の参拝を中心としたブログです。

◆紅葉屋呉服店
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